こんにちは。
みなさんは職場の人間関係、うまくいってますか?
最近友人よりこんな職場の様子を聞きました。
業務過多により、正社員がメンタルから体調を崩してしまい、長期休みに入ってしまった。
臨時で女性の派遣社員を雇ったが、業務を教える担当になった男性社員は、正社員同様の扱いで接し、派遣さんの職務・責任範囲を越えた仕事をやらせようとした。
当然派遣さんの業務経験上、早く仕事をこなせないし、できていないところが目についてしまう。
彼の、クドクドと口うるさく言ってしまう性格が加わり、派遣さんの仕事の取り組み姿勢にまで批判するようになっていった。
そんなことが一週間ほど続き、ある月曜日、派遣さんはついに出社してこなくなったそう。
その後どうなったのかは、まだ聞いていません。
このような職場の話は世の中いくらでもあるでしょうね。
ひとりひとりの立ち位置から観るとそれぞれ違った観点があるのではないでしょうか。
ちょっと想像してみました。
①友人(部外者)
席が近かったため、男性社員の話し声が聞こえてきて、「え、それは派遣さんに対してちょっと言い過ぎでしょ、、」と思うことは多々あった。
だけど部署が違うし、外野が口出しするのはカドが立つし、と何も言えなかった。
派遣さんを助けてあげられなかったことに対して悪かったな、と自分を責めた。
②男性社員
仕事が忙しい、イライラする、自分ばかりが大変、割りに合わない。
早く仕事を覚えてもらいたいのに、思うように動いてくれないことに苛立つ。ついキツい言い方になる。
こんな大変な状況なのに上司はさっさと帰るし、やってられない!
③派遣社員さん
慣れない新しい職場で、仕事を精一杯やろうとした。
笑顔で、素直に男性社員の言うことを聞いていたが、それは立場上、文句は言えないから。実はかなり我慢をしていた。
もう、耐えられない。
責任を果たせないのはとても申し訳ないけれど、これ以上は無理。
④直属上司
近くの席にいて様子は知っていたが、昔はみんな怒鳴られながら仕事を覚えたものだ。
これくらい大丈夫だろう。
既に正社員の募集はかけているので、しばらく辛抱してもらうしかない。
こうみていくと、誰が悪いわけではないのではないでしょうか。
問題は、個人の観点は他の人には見えない、共有されないのでお互いの気持ちがわからない、すれ違ったままなこと。
実は人間誰しもが『認識疾患』なのです!
自分の観点にはまっていることにすら気がついていない。
お互い真の疎通・交流には、『認識疾患』である自覚が不可欠です。
そこから自分や相手への理解が始まるのです。