隣で友人が読んでいた本、
『世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?』
遅ればせながら今ごろ購入しました。
昨年売れてもう10万部突破してるそうですね。
まだ読み始めたばかりですが、どうやら世界のエリートは
今までの経営、「分析」「論理」「理性」から
「真・善・美」の感覚 「美意識」へと意識がシフトしているそうです。
難しいことは差し置いて、これは自然な流れではないでしょうか。
今まで、と、これから、と見た時に、確かに今までの経済の発展は
目を見張るものがありました。
だけど、その結果、人類は幸せを感じられるようになったでしょうか。
もう今までのやり方では行き詰まってしまっている。
これからは、心感覚が求められる時代です。
本文中に心に残る言葉がありました。
「社会彫刻」をコンセプトとして提唱したアーティストの
ヨーゼフ・ボイスの言葉。
「ビジネスパーソンであれば自分が関わるプロジェクトをアーティストとしての自分の作品だと考えてみる。
あるいは経営者であれば自分の会社をアーティストとしての自分の作品だと考えてみる。
そのような態度で仕事に接する時、わたしたちは全員が社会彫刻に集合的に参画するアーティストということになり、であればアーティストとして相応しいだけの美意識を身につける必要があるということになります。
わたしたちの日常的な「仕事」という営みが、やがて積み重なって100年後、200年後の世界の姿を作り上げていくことを考えれば、わたしたち全員が「社会彫刻」に携わるアーティストであり、であれば
アーティストとしての自覚と美意識を持って社会に関わるべきだ」
「社会彫刻」素敵な言葉です。
なるほどわたしたちは実は全員がアーティストなのですね。
そして、自分自身も作品として作り上げるイメージを持つと面白いかも。
アーティストなんだから、自由自在に。
本来はとらわれることはないのですね。