CREATIVE LIFE ~今ここを生きる~ 0=∞=1

自分を決めつけるがんじがらめの人生から、常に今ここ再出発できる CREATIVE LIFEを創っていきましょう

自分のパターンを知る(2)

アメリカの映画でこのようなシーンがありました。

クラスで苛められている10歳の少年はいつもひとりで寂しくランチを食べています。

それをクラスメイトたちは遠巻きに見て面白がっています。

その中でひとりの少女が立ち上がり、自分のトレーを持って少年のいるテーブルに向かい、彼の正面に座り微笑みます。

びっくりする少年

驚いたのはで少年だけではなく、他のクラスメイトたちもです。

少女は苛めグループと決別し、少年と友達になることを選んだのです。

それで私は自分の中学時代の出来事が甦ってきました。

当時クラスで苛められている友人がいました。
ある日数人の男子が彼女をからかい、その中のひとりが彼女の机を蹴って倒したのです。
倒れた机から教科書やノートが床に散らばりました。

友人はわっと泣き出しました。

わたしは傍にいて、身体が固まり身動き出来ないでいました。

すると、もうひとりの友人がサッと動いて、黙って教科書を拾いだしたのです。
そこでようやくわたしも一緒になって片付け始めました。

そう。
わたしは彼女を苛めているグループから、自分も苛めの対象になるのが怖かったのです。
だから率先して行動することをためらってしまった。
でももうひとりの友人が先に動いたことで勇気を得て、一瞬の安心感から動けたのです。

周りの出方をみてから自分の出方を決める。

それは攻撃されないために自分を守る盾なのです。

わたしは率先して友人を助けようとしなかった弱い自分を恥じました。
思い出すたび、胸がざわつきました。

シーンは違えど誰しも似たような経験はあるのではないでしょうか?

率先して前へ出て攻撃されるのが怖い、
まずは周りの動きをみてから、状況次第で自分の行動を決める

それがすっかり癖になり、当たり前過ぎて、無意識で行動していることがほとんどです。

何か事件が起きるとハッとして、意識化された時に気づかされる。

あるいは気がつかないままの時もある。

一般的には自分のパターンを自覚するのって結構難しいですよね、無意識なだけに。

わたしはnTechを学んでから、自分のパターンがよくわかるようになりました。

でもそのパターンも、日本人であると、日本人の共通パターンがあることを知りました。
自分のパターンが実は作られたものであるということを。
そこには日本の歴史が深く関わっています。
これについてはまた別の機会に書いてみたいと思います。