先日、ソーシャルアパートメントに住み始めた友人を訪ねました。
映画好きな彼は、なんと映画館のある住まいに越したのです。
小さいけどちゃんとした映画館で、住人だけではなく、友人を招いて上映会ができるようになっています。
ソーシャルアパートメントは個室と共用の広いキッチン、ダイニングがあり、一人暮らしと仲間暮らしの両方を楽しめる新しい住まい方だと思いました。
シェアハウスよりもっと人との交流に価値を置いています。
「一人暮らしはちょっと寂しいけど、ルームメートと住むのは煩わしいところがある」のが本音。
ソーシャルアパートメントなら、
ひとりになりたい時は個室に籠れる、
誰かと話したい時はダイニングでおしゃべりできる、
一人暮らしの部屋は狭いけれど、贅沢に使える共用の広いダイニングや、パソコン用の作業部屋もある
願ったりかなったりですね。
昨今、人との関係性が希薄になっているといわれますが、ソーシャルアパートメントが人気であるということは、本当は日常で触れ合いを求めている多くの人がいるということなのでしょう。
本当は触れ合いたいのに煩わしい、、、
相手との関係性に傷つき、寂しいのにうまく交流できない、
自分のことをわかってもらうのも、相手のことを理解するのも難しい、
だからもう交流すること自体が億劫になる、
そんな図式が浮かんできます。
適度な交流のできる住居に住んでも、本当に寂しさが癒されるとは限りません。
それは家庭であっても同じでしょうね。
ひとつ屋根の下に住んでいても、相手と心が通っていないと人は孤独を感じるのではないでしょうか。
自分が本当は何者なのかを知らない限り、寂しさが消えることはないのでしょう。