【映画】って不思議。
いつの間にか映画の中の人物に
すっかり感情移入してしまい、
危険なシーンにハラハラドキドキしたり、
悲しい場面では思わず涙が出たり、
愉快なことに笑ったり、
理不尽な場面では腹をたてたり。
そんな2時間を過ごし、映画が終わり「外」に出る。
映画館の「外」は現実。
あーあ、さっきまでは楽しかったのに。
って思ってるけど、
実は、
「映画館の外に出ても
映画は続いているのです」
といったら
「???」
意味がわからない?
わたしたちは、映画の「スクリーン」の「中」にいる。
スクリーンの中の主人公を演じている。
今ここも、ずっと。
一度もスクリーンの「外」に出たことはない。
「スクリーン」の「外」?
それって、今ここの、「現実」のことなんじゃ?
そう思いたくなるけれど、
どうやら、この「現実」も、「スクリーン」の
「中」なんだって。
こんがらがってきた、、、?
実はずぅ~っと、「スクリーン」の「中」にいて
映画を見続けているのであった。
じゃあ、「スクリーン」の「外」ってどこにあるの?
あるよ、
それが映画館の「観客席」。
観客席に座って観るのが「映画」。
「スクリーン」の「外」に出られたら、
今の自分はどう映っているのだろう。
「観客席」から観てみる?
それを可能にする「技術」が実は日本にある
のであった。