最近お金について思うことが多いです。
そんな中で亡くなった祖母のことが思い出されました。
祖母は一人暮らしのお年寄りを狙った詐欺にあい、多額のお金を失いました。
勝ち気で元気だった祖母がショックでノイローゼとなり、
ふくよかだった身体は痩せ細り、寝たきりになったのちに亡くなりました。
自分を責め、息子（わたしの父）の名を呼び、「ごめん！」と
うわ言のように繰り返していた祖母。
戦争未亡人となり、職業婦人として三人の子を育て、
夫の恩給と自分の退職金や年金でやっと穏やかな生活を
送れていたのに。
苦しい戦争体験を乗り越えた祖母が、晩年に辛い思いのまま
逝ってしまったことが悔やまれます。
祖母に限った話ではありません。
お金にまつわる悲劇は毎日のニュースで絶えることはありませんね。
いったいお金とは何でしょうか。
見た目にはただの金属の固まりと紙でしかありません。
資本主義の下、必要な意味価値付けがされ、多くの人たちが、
決められたルールに従っているだけです。
お金に絶対の価値があると信じ込んでいるだけです。
お金と自由が引き換えと思い込んでいるだけです。
お金の概念がガラリと変われば、この世はどのように変化するか想像してみてください。
全ては人間の脳が作りだしたイリュージョン。
わたしは祖母の悲しみ、怒り、苦しみを超えた世界を具現化したいのです。
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