先日、『昭和の母たち』、についてブログを書きました。
今日は、その続きです。
時代は、昭和、平成を経て、次の新しい元号へ向かおうとしています。
昭和初期の頃から比べると、国民の暮らしは格段に豊かになりました。
電化製品が普及し、母たちの家事労働はずいぶんラクになったことでしょう。
なのに、母親たちに対する周りのイメージは、昭和時代からたいして変化していないように思います。
自分の感情は押し殺して、我慢強く、自分のことより家族のことを優先する。
いわゆる、『母たるもの』という、立派な日本の母親像、これは非常に根強く、今も日本中を取り巻いているようです。
若い世代など、一見、自分の思うように自由に生きている母親たちは増えてきたようには見えます。
でもまだまだ母親に対する偏見や押し付けは強く、
行動を制限されている母たちはたくさんいます。
なにより母親たち自身が自分に制限をかけているのです。
外出さえままならない、子どもが小さいうちはそれも仕方ない、というあきらめ。
行動だけじゃなく、意識レベルで、母とはこうあるべき像に囚われているようです。
その意識は親から子へ受け継がれ、時代は変わっても、家族の中で『こうあるべき』母親像は取り残されたまま、変化していないのではないでしょうか。
もっと母親たちが生き生きと輝いて、存分に自分の人生を謳歌していたら、世の中かなり変わるのでは?と思わずにはいられません。
このテーマはかなり奥深いので、また後日に書きたいと思います。