東京のこの週末はよいお天気に恵まれ絶好のお花見日和でした。
陽気に誘われ東京駅~皇居~千鳥ヶ淵までお花見コースを歩いてみました。
その中で初めて、千鳥ヶ淵の近くに「千鳥ヶ淵戦没者墓苑」があることを知りました。
訪れるとひっそりとした佇まいでした。
ここは、海外で亡くなり、遺族に引き取られることのできなかった、名もなき人々の遺骨が安置されているところでした。
わたしの父方の祖父は、南洋で戦死したと聞いています。
仏壇に遺影はあったけれど、お骨が戻ってきたのかは聞いていません。
祖母も亡くなり、当時のことはもはやわかりません。
もしかしたらお祖父ちゃんの遺骨の一部がここに眠っているのかもしれない。
菊の花を献花し、お参りしました。
日本は昭和、平成、そして新しい令和を迎えます。
戦争は終わったかのようですが、ひとりひとりの中にある争いの気持ちは今も絶えることがありません。
真の平和は、人々の心から生まれていく。
来年、平和な「令和」の桜を愛でられますように。